2020年の初仕込み。

2020年、初のシードル仕込み作業。
今回仕込んだのは「瓶内一次発酵」の低アルコールタイプ。


マルカメ醸造所のスタンダードタイプのシードルは、タンク内で一次発酵(果汁をお酒にする工程)を完了➡瓶に移し、瓶内で2次発酵(炭酸ガスを溶け込ませる工程)、数か月熟成させて完成という作り方をします。

酵母菌が糖を食べ、アルコールと二酸化炭素を出すのが発酵。

タンク内での一次発酵の途中、液に糖分が残っている発酵途中で瓶詰めすると、瓶の中で逃げ場を失ったガスは果汁中に溶け込み、きめ細やかな発泡のシードルが完成します。

瓶内2次発酵は、タンク内での発酵が完了してからの瓶詰ですが、今回の瓶内一次発酵のものは、発酵が進んでいる最中に瓶詰しなければなりません。





瓶詰や火入れのタイミングは非常に繊細で、「作り手の負担を一切考えない作り方」と言われます。冬の寒い時期にシードルに張り付いていなければならないことも。。
低アルコールの繊細な味わいのシードル。作り手としては大変ですが、その分美味しい者ができる、、、はず!!
今から完成が楽しみです。

南信州松川 マルカメ醸造所

南信州松川町の高台に建つ、シードル専門の醸造所。

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